提案型のオーダーの一例

長野県 の小椋様より定番のタバコケースを道具入れとして3年半利用していたがいたみが來ので何か方法がないかとのメールを戴き画像を送って貰い、又現物も送って戴いた上でタバコケースに道具入れに代用するには制作設計上無理があるとの結論で御諒解を得た上で道具入れをオーダー制作に至る経緯をご紹介します。一寸長くなりますが御容赦下さい。

小椋 様
何時も有り難う御座います。
御要望件諒解しました。
道具入れをオーダーしたのだとお考え下さいませ。
更にもう一点懸念している点を申しますが
ベルト通しの問題があります、現在のシガーケースは
単にタバコと100ライターを前提としておりますので
それほどの負荷がかからぬ物と考えて本胴にじかに
ベルト通しを採用しておりますがもしも改めて道具入れ
として造るに当たりベルト通しは別の革を部品として
強度に耐えられる様にしたいと思っています。

さて、お見積もりですが
¥8.500 と致します。

どうぞご一考下さいます様にお願い申し上げます。

                      鞄職人 村山
—– Original Message —–
From: “wood masa” <wood26jpmasa@yahoo.co.jp>
To: “chiefmoo_soleil” <moo@soleil.ocn.ne.jp>
Sent: Wednesday, December 04, 2013 7:44 PM
Subject: Re: シガーケースの件

>
> 村山様
> いろいろご無理言いまして申し訳ございません。
> オーダーメイドでお願い致します。
>
> 肥後の守の部分を丈夫にしてもらう。
> ペンのお部分を始めから穴を開けてもらう。
> かぶせベロ少し長めにしてもらう。
>
> 一度これでお見積もりしていただけないでしょうか?
>
> 金額があえば、現物を送って見ていただきたいと思っております。
>
>
> — On Wed, 2013/12/4, chiefmoo_soleil <moo@soleil.ocn.ne.jp> wrote:
>
>> 小椋 様
>> 画像有り難う御座いました。
>> 整理してじっくり検討してみました結果シガーケースで
>> この使い方には到底無理があります。
>> 問題点を3点申し上げます。
>> (1)肥後守の底が破損する点、解決法 マチの造り方は根本的に
>>   変更し耐えられる様なマチにしなければ駄目。
>> (2)ペン差し2本マチ下部貫通させてる点 解決法 逆の発想でペンは
>>   外側に付ける工夫をしてみる又は作る時点で開けておく。
>> (3)差し込みカブセベロが抜けてしまいそうな点
>>   解決法 もっと長目に裁断するとか全く別の方法、例えばホック留め等
>>   で安心感と堅牢性を保持する。
>>
>> 以上、3点を改善するにはシガーケースのイメージから離れなければ
>> なりませんのでオーダーメイドにして下さい。
>> 従来のシガーケースは制作をストップしましたのでご要望が御座いましたら
>> お知らせ下さい。
>>                                  鞄職人 村山

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道具入れ

オーダーも様々

 

個人的に瞠目している野心的で元気のあるメーカーの新作紹介です

バッグとしてはありがちなフォルム(ダレスバッグの口金)なのだが、すっかりイタリアンテイストに染まった感のある新製品ボルサ・ベッキアとあつた。
気宇壮大な世界戦略としてのイタリアに軸足を置いての乾坤一擲の新製品であろうと拝察する。
クロコの型押し牛革となっているが原皮素材は当初から押していたオリジナルなのであろうか…オリジナリティに相当こだわった高邁な哲学があったのだが二頭立てで両立していくのだろうか。

今回新たなテーマとして、「伝統と文化の継承と創造」を掲げていることからきっと素材もデザインイメージも一新しての
ものなのだろうと思う、
とにかく攻めに攻める新しい風がヨーロッパ中に吹き渡るのか又、日本にも席捲するのか目が離せない。

2013.11.08. Genten新作

なんと根性据えた一撃、いや二撃で撃沈…!!

 全国的にこの夏黄色スズメバチが大量に増えたとニュースで伝えられていて知っていたがここ高山でも増えていて我が工房にも毎日一匹は蛍光灯周りでぶんぶんと飛び回っていたので奴らは殺虫剤にからっきし弱いので待ち伏せしてブシューっとやっつけていたところ先月8/18夕方愛犬「ゴン太」と散歩に行こうと左足から靴を履いた途端 ン..激痛が走った…だがその痛さが普通じゃなかったんです、私達家族は年1回の確率で洗濯物の取り込みには、はらって、叩いてそれは注意を注いでいたのにもかかわらず靴下、シャツ等に潜んでいた蜂に刺されているので刺された痛みは十分に知っていた筈なのに今回は刺された感覚が異常だと感じました、あまりの痛さに身をよじって我慢し履いた靴を慌てて脱いでみたら何と二匹いたではないか…二匹同時に刺されるなんて滅多にない事ですよね、しかも靴の中に居たなんて誰が想像出来ますか? 巣作りの偵察にしても靴の中なんてあり得ないですよね、で1週間は足がボンボンに腫れてそれから徐々に腫れも引き始めましたがほぼ全治8月一杯かかりました、今でも土踏まずの中心を押さえると鈍い痛みが残っています、さぞかし腹くくって心残り無く任務を果たしたんだろうと思ってはみてもキツーイ二撃に蜂の根性をみた思いがしました。

two bee,s in my shoes1

two bee,s in my shoes2

「天然なめし」へのこだわり

お茶の渋といえば分かりやすいと思いますが
大昔から食後のお茶を飲む習慣は今もだれでもが 極く日常の中で飲むことを自然のこととして行っております
これにはやはりそれなりの理由があります。

体の中に摂り入れた食物の中の有害なものを抑える殺菌作用をしていたのです。
このタンニンの主成分は(渋)と呼ばれ、その構成部にはカテキンと呼ばれ、
近年には空気清浄機やマスク等に活用されているのが示すように大きな有益性が認められています。

そればかりかヨーロッパの農家の一部では
農薬の代りにこの天然渋でなめされたタンニン皮革を細かく切り集めて土壌改良に使われており、
正に有機的に働き、より良い土に帰ることと焼却しても無公害。

この事が何より地球に優しい、環境に、人に優しい、これ程の皮革素材は無いと思うのです。

「天然なめし」
これが私の皮革職人としてのひとつの「こだわり」です。